Contents
  Back  
SITE MAP
CONTENTS
 
BACK
 
SITE MAP

mbline

blueneko Adjourment

TESE延期

bluecat

またまたサミット

鍼治療の先生から3ヶ月時間が欲しいと言われたことによって
10月に予定していたTESEをキャンセルすることになった。

だからオペに間に合うように早く行けと言ったのにと思ったのだが、
終わってしまったことは仕方がないので、
3ヶ月様子見することにして、TESEを延期することになった。

ようやくダーは3ヵ月後という目標を定めて
自分なりに努力をしたいという気持ちになったようで、
現時点でははり治療を信じてがんばるということになった。

きっと、院長先生が「結果は出している」という
言葉にすがりたいんだと思う。もちろん私もそうだけれど。

2ヵ月後の血液検査、3ヵ月後の精液検査の結果によって、
何れにしろ病院できちんと診てもらいその上でTESEを受けようということになった。
ダーはPESAだといいなぁとは言ってはいるけれど、
TESEになる可能性だってあるのだから覚悟はしておくと言っていた。

問題は今通院しているM先生になんて言うかだった。
私は正直に鍼治療を始めたので待って欲しい、
先生はどう思われるのか意見を聞いた方がいいという意見だったが、
ダーは、絶対先生はいい顔をしないと思う。

ビジネスで考えるとこっちのインフラの整備を先にしろって他の会社に言われたから
その製品を導入するのは待ってくれと言うようなもん。
先方は絶対に面白くないはずだって言い出した。
それにそんなの知ってしまって最終的にTESEをお願いしますって言ったところで
気持ちよくオペできる?俺ならちょっと腹に一物かかえてしまうよ?
だから、何も言わず、俺が怖気づいたってことにしたいという意見だった。

確かに彼の言おうとしていることはよく分かる。
しかし、M先生は鍼治療のことをどう捉えていらっしゃるか、聞いてみたいと思った。

でも、治療当事者はあくまでも彼。
彼の意見を尊重することが一番いいだろう。結果、彼の意見でいくことになった。

mbline

bluecat

先生ごめんなさい

前日のサミットの結果を持って、病院に行った。

M先生にお会いして、ダーは、
「先生、申し訳ないのですが、TESE延期して頂きたいのです。
 もう少し考える時間がほしいんです。」と伝えた。
M先生は「どうして?」と聞かれた。
ダーは、あのオペの写真を見ると覚悟がまだ決まらなくって、正直恐いです。
(確かにあの写真を見ると恐い(笑))と先生に気持ちを伝えた。

M先生は破顔一笑されて、
「まあ、僕でも切るって言われたら恐いと思うよ。
 痛くはないけどね。一応紹介先の病院には、TESEをして
 精子を探すしか方法はないでしょうと返事はしてあるよ。」と仰った。
「それでどうするつもりなんだい?」と聞いてくださったが、
ここで正直に鍼のことを言えばいいのになとは思ったが、あくまでもダーは、
「覚悟が出来るまで二人で話し合いをして、納得がいったら
 お願いしようかと思っています。」と、しらを切りとおした。

すると、M先生は「うん。そうだね。よく話し合って決めたらいい。
確率もこの間話したけど、そんな低い確率なら辞めたっていうご夫婦もいるからね。
また来る気持ちになったら予約していらっしゃい。」と仰ってくれた。

なんだか後ろめたい気持ちにはなったけれど、診察?って思うぐらい
和やかな雰囲気で診察は終わった。

きっと待合室で待っている他の方は不思議だったろうな。
爆笑していたのが聞こえただろうし(笑)

帰りにダーが言っていたけど、
はりの先生はなんとか切る前に対処しようって考え方だけど、
M先生は切るって仰るだけだね。とぽつりと言った。

これはきっと外科と内科の考え方の違いと同じだと思う。
外科の先生方は結果がすぐに出る方法を取りたがるし、
内科の先生は経過を見ながら治療をしたがるというのはよく聞く話だ。

果たしてどちらがいいのかは素人には分からないけど、
私は両方の先生を信頼しているし、凄いと思っている。

来るべき日がいい結果であれば私はこのプロセスはふたりにとって
必要なプロセスだったと思えると思う。
正直、TESEが延期になってしまってまた待つ時間が延びたけれど、
きっとはりの先生に出会い、TESEが延期になったことは
二人にとって必要なことなんだと今は思っている。
それに今までみたいにただ待つだけではないから少しだけ気が楽になった。

もう少しだけ待つことになるけど、二人で一歩一歩、歩いていこうと思っている。

ぬくもり しろくろねこの家
Copyright(C) Tomo Siraki
mbline

Back   Next
Back
 
Next