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blueneko Turning Point

DINKSからの出発

bluecat

DINKSからの方向転換

本来、私は子供がとても苦手である。
まず小さい子供にどう接していいか分からない、子供の予想の出来ない感情や
行動に戸惑ってしまうことが主な苦手要素である。
それに、子供独特の大声や物音も苦手。
よくファミレスなどで大騒ぎしている子供を見ると
その親ともども蹴りを入れたいぐらいストレスに感じてしまう(笑)

また、子供を産むことによって好きでしている仕事のことや
長い間自分の稼ぎというものを持っていたから
それを失うことに漠然とした不安も感じていた。

そして最大の不安は私が母親になることだった。
こんなにも子供に対して苦手意識を持っているのに母親になれるわけがないと
考えていた。

また、ニュースで子供への虐待の報道を目にする度その不安は増幅されていた。
果たして私は子供を虐待しないなんて言い切れるだろうかと。
自分の性格はよく分かっていて、わりとせっかちであり、結果をすぐ欲しがる。
子供はそうはいかないだろうということも分かっていた。
だから当初は私は子供を産むということを全く考えもしなかった。

結婚当初、彼も私が子供が苦手というのもよく知っていたので
子供を儲ける事については一切口に出さなかった。
彼はとても子供好きにも関わらず。

二人で余裕を持った生活を楽しんでいたのではあったが、
何かの話題の時に、彼がぽつりとつぶやいた。
「子供、絶対にいらない?俺は一人ぐらいは欲しいな。」

私は聞き流す振りをしていたが、その時の彼のひとり言のような一言で、
彼と自分の子供を産むということを考え始めるきっかけとなった。
その時もまだ人生のオプションの一つに過ぎないという
レベル程度だったが(苦笑)

その話題から随分時間が経過した頃、彼が私を説得し始めた。
「俺は、みいとの子供を欲しいと思っている。今はいらないかもしれないけど、
 もっと歳をとってやっぱり子供を産んでおけばよかった。という
 後悔はしたくないと思わない?
 子供が苦手なのは分かっているけど、自分の子供となったら違うと思うよ。
 とりあえず子作りをしてみて子供ができなければ
 二人の生活を楽しめばいいと思う。」

何度、このような彼の言葉を聴いただろう。
最初はいらないの一点張りだったけど、彼と私の遺伝子を継ぐ者、
つまり、彼の子供なら欲しいかもという気持ちに少しずつ変わってきた。

そして、ある日、彼に告げた。
「うん。子供作ろうか?ダーとの子供なら欲しい。産みたい。」と。

その言葉を受けて、彼はとても喜んでくれた。
「絶対、俺たちの子供はかわいいって。保障する。育児も手伝うからね。
 二人で育てようね♪」と。

かくして、DINKSから子作り大作戦へと方向転換したのである。

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どうしてできないんだ?

避妊解禁に踏み切ってからというもの、色々と子作りについて調べ始めた。
欲しいとなったらどうしても欲しい、早く欲しいと現金に気持ちを切り替えていた(爆)

全く自分の女性としての機能や体のことについて興味がなかったわけで、
基礎体温などつけたこともなかった。
今まで、生理不順はしょっちゅう、むしろそれが返って普通だった。
他の女性が毎月挨拶のように「今日、あの日なの。うっとおしいわ。」と
化粧室で繰り返される話も、「あらまあ、お気の毒。私なんて季刊誌みたいよ。」
なんて自慢していたぐらい生理不順だった(滝汗)

ところがネットや本では生理不順はよろしくない(当たり前なんだけど)、
基礎体温をつけるべしとことごとく書かれており、
これはやばいかも。とりあえず基礎体温つけて自分の体を把握しようと考えた。
さっそくドラッグストアで婦人用体温計を購入し、
基礎体温管理のフリーソフトをDLし、私の子作り大作戦はスタートした(笑)

三周期目を突入する頃、しみじみと自分の基礎体温表を眺めながら、
本やネットでの参照例とは多少違うけど、高温期と低温期に別れているし、
月よりの使者さん到着日の2週間前に体温が下がっていることを考えれば、
とりあえず排卵はしてそうだ。
んじゃ、この排卵日なるものを目指せばいいわけねと安心していた。

子作りを始めた頃は彼の仕事も忙しく、思うように「仲良し」を出来る状態では
なかったけれど、その内出来るだろうと気楽に考えていた。

が、避妊解禁をしてから2年近く経ち始めると次第に焦りが見えてきた。
何度も自己流でタイミングを合わせているのに妊娠できない。
どうしてできないんだ?授からないんだ?」と
月よりの使者さんが到着する度に落ち込んでいた。

やっぱり私に原因があるのかな。生理不順ひどいもんなぁ。と焦っていた。
かといって産婦人科に行くことにはためらいを感じていた。
私の産婦人科のイメージでは医者の前で下着を脱いで大股広げて、
何か知らないけど器具を突っ込まれて子宮や卵巣を診てもらう。
そんな恥ずかしい、恐ろしいことできるか!と断固拒否の状態だった(笑)
一方ではちゃんと診てもらったほうがいいというのは頭では分かっていたけど。

それに病院デビューするにも今まで行ったことがないし、
かといって周囲に ハイ、( ・ω・)∩質問!
「どんなとこ?」って聞けるような感じじゃないしと、一人でもんもんとしていた。

そんな私を見て彼は「大丈夫。その内出来るよ。タイミング悪いだけだよ。」
と慰めてくれていた。
彼もまた、私に月よりの使者さんが来る度にがっかりしていたけどね(笑)

じゃあ、なぜできないんだ?と思うとまたまたネットや本で調べ始める私。
色んな未妊をテーマにしたサイトをふらふらと彷徨っていた。
そのような未妊をテーマにしたサイトをROMしている間に、
一度清水の舞台に飛び降りるつもりで婦人科に行くべきであると考え始めていた。
でも恐い。と躊躇していたけれどそうも言ってはいられない。
だったら知っている人に聞けばいいけど、リアル世界で聞くのは躊躇するわけで、
未妊サイトに集っていらっしゃる人なら教えてくれるかもと、
見つけたサイトの中の一つに設けてあるBBSに、恐る恐る
病院の事、選び方を尋ねてみることにした。

そのサイトでたくさんの暖かい言葉をかけてもらい、「未妊」という言葉を教わり、
ようやく前向きに婦人科の門を叩くことを決意したのであった。

蒼天の星(しろくろねこの家)
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