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どうしてできないんだ?
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避妊解禁に踏み切ってからというもの、色々と子作りについて調べ始めた。
欲しいとなったらどうしても欲しい、早く欲しいと現金に気持ちを切り替えていた(爆)
全く自分の女性としての機能や体のことについて興味がなかったわけで、
基礎体温などつけたこともなかった。
今まで、生理不順はしょっちゅう、むしろそれが返って普通だった。
他の女性が毎月挨拶のように「今日、あの日なの。うっとおしいわ。」と
化粧室で繰り返される話も、「あらまあ、お気の毒。私なんて季刊誌みたいよ。」
なんて自慢していたぐらい生理不順だった(滝汗)
ところがネットや本では生理不順はよろしくない(当たり前なんだけど)、
基礎体温をつけるべしとことごとく書かれており、
これはやばいかも。とりあえず基礎体温つけて自分の体を把握しようと考えた。
さっそくドラッグストアで婦人用体温計を購入し、
基礎体温管理のフリーソフトをDLし、私の子作り大作戦はスタートした(笑)
三周期目を突入する頃、しみじみと自分の基礎体温表を眺めながら、
本やネットでの参照例とは多少違うけど、高温期と低温期に別れているし、
月よりの使者さん到着日の2週間前に体温が下がっていることを考えれば、
とりあえず排卵はしてそうだ。
んじゃ、この排卵日なるものを目指せばいいわけねと安心していた。
子作りを始めた頃は彼の仕事も忙しく、思うように「仲良し」を出来る状態では
なかったけれど、その内出来るだろうと気楽に考えていた。
が、避妊解禁をしてから2年近く経ち始めると次第に焦りが見えてきた。
何度も自己流でタイミングを合わせているのに妊娠できない。
「どうしてできないんだ?授からないんだ?」と
月よりの使者さんが到着する度に落ち込んでいた。
やっぱり私に原因があるのかな。生理不順ひどいもんなぁ。と焦っていた。
かといって産婦人科に行くことにはためらいを感じていた。
私の産婦人科のイメージでは医者の前で下着を脱いで大股広げて、
何か知らないけど器具を突っ込まれて子宮や卵巣を診てもらう。
そんな恥ずかしい、恐ろしいことできるか!と断固拒否の状態だった(笑)
一方ではちゃんと診てもらったほうがいいというのは頭では分かっていたけど。
それに病院デビューするにも今まで行ったことがないし、
かといって周囲に ハイ、( ・ω・)∩質問!
「どんなとこ?」って聞けるような感じじゃないしと、一人でもんもんとしていた。
そんな私を見て彼は「大丈夫。その内出来るよ。タイミング悪いだけだよ。」
と慰めてくれていた。
彼もまた、私に月よりの使者さんが来る度にがっかりしていたけどね(笑)
じゃあ、なぜできないんだ?と思うとまたまたネットや本で調べ始める私。
色んな未妊をテーマにしたサイトをふらふらと彷徨っていた。
そのような未妊をテーマにしたサイトをROMしている間に、
一度清水の舞台に飛び降りるつもりで婦人科に行くべきであると考え始めていた。
でも恐い。と躊躇していたけれどそうも言ってはいられない。
だったら知っている人に聞けばいいけど、リアル世界で聞くのは躊躇するわけで、
未妊サイトに集っていらっしゃる人なら教えてくれるかもと、
見つけたサイトの中の一つに設けてあるBBSに、恐る恐る
病院の事、選び方を尋ねてみることにした。
そのサイトでたくさんの暖かい言葉をかけてもらい、「未妊」という言葉を教わり、
ようやく前向きに婦人科の門を叩くことを決意したのであった。
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