Contents
  Back  
SITE MAP
CONTENTS
 
BACK
 
SITE MAP

mbline

blueneko Pre Inspection

ことの発端

bluecat

もしかしてできた?

ダーと避妊解禁に踏み切って2年が経とうとしていた。
でも中々授かることはなく、私の年齢が30代というのもあり、
内心、「どうしよう。」という焦りがどんどんと膨らんでいた。
ダーは「その内できるさ」と励ましてくれていたし、私もそう考えていた。

そんな2004年の9月、いつもどおり高温期が始まった。
基礎体温表を見る限り、今までにないぐらいタイミングはばっちり
今度こそ♪と期待しながら基礎体温をつけていた。
基礎体温表で見る限り至極順調だった。
そしてついに高温期3週目に突入した!

もしかして、できたかもと期待は膨らむ一方だったが、
その日の夕方に出血が始まった。
月よりの使者さんなのか、それとも違うのか不安だった。
慌ててネットで検索すると「初期流産」の可能性ありという一文を発見して
さらに焦りは深まってしまった。
初期流産の可能性?月よりの使者さんならまだしも、
せっかく授かっていたのだとしたらどうしよう。と焦る焦る。 

慌てて妊娠したらここで産みたいと思っていたクリニックに電話したら、
痛みなどの症状などを聞かれ、
症状を聞く限りだと多分月の使者さんだと思うけど
心配だから、朝一番に来てくださいと言われてしまった。

翌日、朝一番に診察を受けたらやっぱり月よりの使者さん。(´・ω・`)ガッカリ・・・
複雑な気分だった。
初期流産ではないという結果に、ほっとする自分、
高温期が3週間続いていたということで今までになく期待していただけに
やっぱりだめだったという気持ちが交差していた。

そんな私の気持ちをよそに院長が衝撃の一言をのたまった・・・。

mbline

bluecat

音譜ちゃん検査予告

診察室で凹み気味の私に院長が追い討ちをかけるような衝撃の一言を告げた。

基礎体温表を見ながら、タイミングはばっちりだったね。
赤ちゃん、中々授かれないのかな?
私の方針ですが、まずは「ご主人の精液検査」から始めましょう。
不妊治療は女性が突っ走ってご主人が置いてきぼりという
ケースが多々ありますので、ご主人に治療について前向きに
なってもらう為にも先に検査した方がいいと思います。
ときっぱり言い切られてしまった。

そしてこともなげに「はい、これ」と精液を入れる容器を手渡されてしまった(笑)
院長は
「いつでもかまわないから、ご主人とよく話し合ってね。待っているよ。」
と優しい言葉をかけてくださってはいたが、既に私の頭の中は
どう説明してダーに検査するように言うのかと
一人でパニックに陥っていた。Σヽ(゚Д゚; )ノ 

病院を後にした後、診察結果をダーにメールを入れた。
出勤の時に、結果を早く知りたいからメール頂戴って約束していたから。

メールで「残念やっぱりお客さんだった。異常はなしでありまつ。(>Д<)ゝ」
と書いて送ったら、
即返で、「無事で何より。異常なしでよかったね」と返ってきた。
こういうところはダーはとても優しい。きっと彼もがっかりだっただろうに。

その夜、恐る恐る、ダーの検査をしなければならなくなったことを話した。
そうしたら「ま〜〜じっ。ん。分かった。検査する」って言ってくれた。
割とすんなりいくもんだとその時は思っていたけれど、
実際は中々検査をするまでの道のりは長かった 。(゚д゚lll)

mbline

bluecat

いざ音譜ちゃんチェック

実際ダーの音譜ちゃん検査をすることは中々彼にとって
たいへんな覚悟がいるようで、「する」とは言ってくれたものの、
実行するまでに時間がかかってしまった。
9月に病院で診察を受けてからLast Christmasが流れるシーズンに
突入してしまっていた。

彼の気持ちが固まるまで待つって決めたものの、
その間にどんどん時間は経っていくし、
私の年齢に対する焦りもあっていらいらしたり、
落ち込んだりする日々が多くなってきていた。

ついにある夜、その不安や焦りが爆発。
ベッドの中で、「もし私の体に異常があって治療が必要なら、とっとと治療したい。
でも、病院の方針でダーの検査が最初。お願いだから検査してよぉぉぉ」と
大泣き。ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!! 

ダーも踏ん切りというか、覚悟が出来たのか、
いややっぱり私の大泣きにかなりびびったのか、
「分かった。検査する。」と言ってくれた。
5日間の禁欲生活が必要なので実際の検査日を決め、
その日の夜、私は安心感からか、ぐっすりとRest in Peaceだった(爆)

ようやく5日間の禁欲生活も終わったある12月の土曜日、検査日当日になった。

ずっとしまってあった容器を取り出し、寝室へ。
でもいざとなるとプレッシャーのせいか、うまくいかないようだった。
私も彼のお手伝いをしてなんとか容器に音譜ちゃんを収めることができた。
中身が分からないように袋に入れて病院へ向かった。

とりあえず提出するだけだったので、その日は提出して任務完了 (。・x・)ゝ
検査結果はその1週間後ということになった。

お気楽極楽夫婦の私たちはMission Completeとばかりに
折角朝早くに外出したのだからって、のんびりとブランチを楽しんだ(笑)

彼に何の問題も無いと信じていた。何の疑いもなく。結果発表までは・・・。
Fossilized blue (Year of the Cat)
mbline

Back   Next
Back
 
Next